あなたは「主食」と聞いたら何を思い浮かべますか?
多くの日本人は、米だと答えます。ご飯が主食です。
多分あなたもそうだと思います。
「私はパンが主食です。」
「私は豆が主食です。」
「俺は肉しか食わないから肉が主食だ。」
などという人はほとんどいないんじゃないかと思います。
仮に肉しか食わないのだとしても、主食は米だと言いそうです。
しかし、ご飯をどのくらい食べているでしょうか?
おそらくそんなにご飯を食べていないのではないかと思います。
ご飯と言えば普通は白ご飯です。今の時代、白ご飯を毎日は食べません。
頻繁に白ご飯を食べる人でも、いつも主菜、副菜などの他にお茶碗に盛られたご飯を食べているから、それが主食だと思っている人もいそうです。
違います。
主食とはそういうものではありません。
白ご飯だと、ご飯はどうしてもおかずのお供になりがちです。おかずを食べるために、ご飯で中和するという食べた方になるわけです。
主食とは、文字通りメインです。それが中心となる食材です。
残念ながら白ご飯は主食にはなりにくいです。
なぜなら、白ご飯を食べているだけでは生きられないからです。
エネルギーの補給はできるかもしれませんが、それ以外に必要な栄養素を十分に摂ることができません。
主食というのは、それを食べているだけで十分生きられるだけの栄養補給ができる食材のことを言います。
これに当てはまる最も優れた食材は、おそらく玄米です。
玄米のご飯を食事の中心に据えることで、主食のある食生活を送れるようになります。
玄米のご飯は、それだけを食べていても何とかなる食材です。
七合食と呼ばれる、玄米だけを食べ続ける食事法もあるくらいです。まさに主食ですね。
主菜や副菜などのおかずは、主食を食べるためのお供です。
どうですか?ちょっといいと思いませんか?
ここでは仙人のような生活を推奨するつもりは全くありませんが、主食の定義を改めることによって玄米や粗食の見え方が変わってくることを期待しています。
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