「だけ弁当」というのが流行っています。ローソンが先鞭を付けた新しい市場とも言えそうです。
構成はウィンナーとご飯だけとか、ミートボールとご飯だけというような極めてシンプルなものです。
値段やシンプルさにフォーカスを当てている人がかなりいるようですが、私はそうじゃないんじゃないかなと思っています。
あれを買う層は、おそらく大人の男性です。
サイズがちょうどいいという理由で女性も欲しがる人はいるかもしれませんが、女性は基本的にはいろんなものを食べたいという人が多いですね。
一方男性の方は、弁当と言えばのり弁が至高かつ究極です(笑)
そうですよね?
多分・・・いや、絶対そのはずです。
白ご飯の上に紅鮭だけが乗っているという弁当を食べたいんです。そういうのを欲しがるのは、大抵は男性です。
余計な付け合わせを入れる隙間があったら、ご飯を入れてほしいわけです。
だけ弁当は200円だそうですが、ご飯の量を倍にして300円とか400円にしても十分売れそうです。
コンビニのお弁当でもお弁当屋さんのお弁当でも、基本的にほとんどのお弁当で、ご飯が足りません。ご飯の量が全然足りないんです。
あなたもそう思っているはずです。
ご飯が余って困るのは、ココイチのカレーだけです。
お弁当ではまず余りません。おかずが多すぎるんです。
あなたがもし男性なら、中華料理屋に行って激辛麻婆豆腐を食べるとき、必ず白飯を頼みます。
ここでも困った問題が出てきます。
ご飯が足りないんです。
頼めば「おかわり」を出してくれるお店もありますが、奥ゆかしい日本人は何杯もおかわりはできません。麻婆豆腐が辛ければ辛いほど、ご飯は3杯くらいは行きたいんです(笑)
「だけ弁当」がウケる理由は、私はご飯を食べられるからだと分析しています。
ウィンナーを食べたいからあれを買っていくんじゃないんです。
ウィンナーをおかずにご飯を食べられるから買うわけです。
ごはんが入っていなかったら、アレを買う人はかなり減るはずです。たとえば、ごはんの代わりにパンが入っていたら、同じようには売れないでしょう。
ランチならサンドイッチとウィンナーだけのセットでも十分あり得そうなものです。
しかし「だけ弁当」はご飯です。
お腹いっぱい食べたいものって、本当はおかずじゃなかったりしませんか?
日本には「ご飯のお供」というジャンルがあります。そしてそのご飯のお供に属する商品が全国各地に無数に存在します。
ご飯をたらふく食べたいんだと思うんです。
白米の白飯をたらふく・・・でもいいのですが、罪悪感に苛まれる人も多いですね。
そこで来るのがやはり玄米です。
いくら食べてもいいとまでは言いませんが、少なくとも白米よりは量を食べても平気です。
私はうどんとかラーメンを入れるどんぶりに玄米ご飯を入れて食べています(笑)
どうですか?ちょっと興味ありませんか?
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